【コラム】~わたしとうっちゃん~ Vol.4「ラケットシステム~間違った感情の使い方~」
前回の記事『Vol.3「怒りをうまく使えばうつが消える?!」』はこちら。
*カウンセリング前の体調・メンタルパーセンテージ 60%
*カウンセリング後の体調・メンタルパーセンテージ 80%
今日は「ラケットシステム~間違った感情の使い方~」と題してお話していきたいと思います。
ラケットシステムとは
“ラケットシステムとは、幼児期に自分の安全を確保するためにした決断に基づいて作り上げた人生脚本を維持するための代用感情(まちがった感情の使い方)のシステムです。
このシステムの中にいる限り、まちがった感情の使い方を正当化しながら脚本に沿った行動(感じ方・考え方)をとり続け、脚本を強化していきます。”
(池田さん資料より)
自分に当てはめて考えてみる
幼児期に自分の安全を確保するためにした決断に基づいて作り上げた人生脚本を維持するための代用感情、要は自分を守るために日々、抱いてきた感情のことなのですが、これって例えば「〇〇はわたしのクセだから」「元々の性格だから」と丸め込んでしまうようなことも実は感じ方・考え方に『クセ』がついてしまっている、ということなんです。
このクセが自分にプラスに働けばいいのですが(感情の基盤が基本的にプラス思考、など)、大体が自分を守るためのものとして存在するので、不安感や慎重さなど危機感をともなった場合が多いです。
このラケットシステムを学ぶにつれてわたしにも感じ方のクセがあったこと、それがあったおかげで自分を守りもしたけど、苦しんできたことにも気が付きました。
この「気づき」が大きな点で、このクセをどうやって変えていくのか……。次回はその方法についてお話します。