【コラム】~わたしとうっちゃん~ Vol.5「全カウンセリングを終えて」
前回の記事『Vol.4「ラケットシステム~間違った感情の使い方~」』はこちら。
*カウンセリング前の体調・メンタルパーセンテージ 80%
*カウンセリング後の体調・メンタルパーセンテージ 80%
カウンセリングを受ける前と後の感想をご紹介します。
思えば数か月前、精神的なストレスを抱え始めて以来、体調は崩すし何をするにもメンタルがもたない、など様々なことを経験してきました。
今回、池田さんのカウンセリングを受けながら人生で一番と言えるくらい自分と向き合っています。今まではちょっとのストレスくらいであれば出かけたり、趣味に時間を使えばいつの間にか忘れていたのに、ここまで時間をかけて溜まったストレスを対処しないといけなくなるなんて思いもしませんでした。けど、これも何か意味があるんだと自分に言い聞かせながらここまでやってこられました。
7年前と今とで唯一違ったこと
そういえばひきこもりを経験した7年前、今と似たようなことが起こりました。
自分のやりたいことが分からず仕事への意欲も湧かない。ただただ、派遣の仕事で生活費を稼ぐ毎日。あの頃は将来への考えというのは全く浮かびませんでした。生きるので精いっぱいというか…。ぐるぐると負のスパイラルが起こり私の思考を完全に制御していました。
けど、7年前と今とで唯一違ったのは『一日の時間を自分の自由に使えた』ことです。自分の思うままに使える時間がある、ということの貴重さを学んだきっかけは私の場合は育児でした。育児をしている時は子供とずっと向き合います。それってとても幸せな時間だし大切です。ですが、自分で好きに使える時間は限られています。
何をして、何を考えて過ごすか
一日という時間の過ごし方は人それぞれあると思いますが、何をして、何を考えて過ごすかはすごく大切だと思います。せっかく一日24時間あるのでどんより俯いて過ごすより、窓を開けて外に意識を向けてみるとなんとなく心が開き「午後から買い物に出てみようかな」とか「少し部屋を片付けてみようかな」などの気持ちが湧いてくるかもしれません。
ストレスを抱えている時は「そんな余裕ない!」とひたすら気持ちは落ちていくと思いますが、前回からご紹介している『脳科学・心理学』の観点から自分に向き合うと、落ち込んでもまた自分で持ち直せる力を蘇らせることができます。
「客観的」に相手に接する
自分で対処できないストレスを抱えたらカウンセリングに通ってみるのも一つですが、最終的にはそのカウンセリングで学んだことを家庭内で活かしていくとストレスが段々と軽減します。ストレスは自分一人で解消するものではなく、できれば家族の協力があった方が早く解消できると思います。
なぜかというと、家族一人一人がお互いに「客観的」に相手に接することを意識するだけで、例えば家庭内トラブル・家族との不仲など、時間はかかったとしても自我を客観的な視点でコントロールしていると相手とほどよい距離感を保ちながら気持ちに余裕を持って暮らすことができます。
現代病とも言われている「うつ」は自分の中で生まれたストレス、外部から受けるストレスそれぞれありますが、客観的な思考は様々な場面で自分を守ることができるのでより多くの方がストレスをうまく操れるようになると思います。
全5回に渡り、連載を行ってきましたが私の経験が少しでも誰かの役に立つことができれば嬉しいです。