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わたしとうっちゃん

【コラム】~わたしとうっちゃん~ Vol.3「怒りをうまく使えばうつが消える?!」

前回の記事『Vol.2「自分の中の不足感との葛藤」』はこちら。

*カウンセリング前の体調・メンタルパーセンテージ 50%
*カウンセリング後の体調・メンタルパーセンテージ 80%

カウンセリングも3、4回と回を重ねてきました。わたしの「うつ状態」を改善するヒントが段々と分かってきました。今日は「怒り」に着目して学んだことを皆さまにシェアさせてください。
 

怒り ~現在・今ここにとって必要な感情~

怒りを使うと人間関係や状況が悪くなると思われがちですが、怒りを感じていることと、それをもとに攻撃するのは別のことなのです。怒りは「今ここ」で自分を守るために必要な感情です。

理不尽なことを言われた・ふざけて押されてけがをしそうになった・不当な要求をされたなど、「怒り」を使い「NO」と言えることで自分を守ることが出来ます。

“ここで悲しんでも怖がっても事態は良くならず、逆にもっとつらい状況や困った状況になってしまうことが多いのです。”
(池田さん資料より)
 

例えば……

怒りをマイナスに使った場合

 ・(相手に)怒りを感じた ⇒ 攻撃的な言葉で相手を苦しめる
 ・(相手に)怒りを感じた ⇒ なぐったり蹴ったり暴力を振るう
  ⇒相手の心身に影響している(故意的に影響させる)
 

怒りをプラスに使った場合

 ・(相手に)怒りを感じた ⇒ 「(心の中で)負けるもんか」と闘争心を燃し、陰で努力する。
 ・(自分に)怒りを感じた ⇒ 「(心の中で)負けるもんか」と耐える。忍耐力。
  ⇒相手の心身への影響はない。あくまでも自分との闘い。

簡単に例を出してみましたが、このように怒りはプラスにもマイナスにも作用します。
 

自身を傷つける怒り

今回のわたしの場合は、体調不良が長く続き「ずっとこのままなんじゃないか……」と途方に暮れ、メンタル・体調共に自信が無くなり結果的に自分に対して「なんでもっと良くならないの!?」「いつになったら良くなるの!!」といういらだちから『怒り』に変わりました。

その怒りが原因となり「うつ」までも呼び寄せました。こうやって考えてみると、わたしの怒りは「マイナスから入り、自分にマイナスで返してしまっている」ことが分かります。自分に自信が持てなかったために更に、心身を悪くしてしまった、という結果があるからです。

わたしは自分の体調に対しての「怒り」を感じましたが、例えば「自分の将来がなかなか決まらず(就職等)イライラしたあげく、落ち込む」「家族との関係が一向に良くならないのでイライラする(家にいたくない)、なので家族とのけんかが絶えない」などうつを呼び寄せてしまう原因は大小、人それぞれにあると思います。
 

立ち止まって考えてみる

怒りを感じた時におすすめしたいのが「(今感じている怒りを)本当に相手にぶつけるのが正しいのか」を一度、立ち止まって考えてみるということです。

もちろん、相手にストレートに伝えたほうがいい場合もあるので、全ての発言を我慢しましょう、という訳ではありません。ただ、相手に言葉をぶつける前に『客観的に相手を見る・相手の発言に対して考えてみる』ことで事態はプラスに変えることが出来ます。

怒って言いたいところをぐっと我慢して、できるだけ丁寧な言葉で(客観性を伴って)返してみる。自分が逆の立場でも、真っ向から突き放すように発言されたら悲しく、不快に感じると思いますので、少しでも怒りの中にも「思いやり」を持つことが大事です。

一方、自分のことでどうしようもなくなったとして「もうこのままでいいや」と不安や怒りの混じった感情を持ち続けると、物事に対して投げやりになってしまいますので、事態はなかなか良くなりません。
 

まとめ

できるだけ怒りの中に「客観性・冷静さ」を持ちつつ相手に伝えると、思った以上に会話が上手くいくことがあり、事態が好転します。「怒りをうまく使えばうつまでも解消できる」という新しい発見。わたしは身をもって体験しているので自信を持ってそう言えます。

今回の「怒り」についてはすごく大事なカテゴリーだと思います。次回は「ラケットシステム~間違った感情の使い方~」について、池田さんの資料の元、お話ししたいと思います。

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