ウチらめっちゃ細かいんで

ブログBlog

わたしとうっちゃん

【コラム】~わたしとうっちゃん~ Vol.2「自分の中の不足感との葛藤」

前回の記事『Vol.1「軽うつと出会った日」』はこちら。

*カウンセリング前の体調・メンタルパーセンテージ 30%
*カウンセリング後の体調・メンタルパーセンテージ 50%

前回ではわたしの出産経験を元にお話しました。今回は、20代前半にひきこもった時のこと、二回目のカウンセリングを受けてのお話です。
 

就活生だった頃のこと

21歳、専門学校を卒業したわたしはてっきり、その学校で学んだことに沿った職業に就くものだと思っていました。けど、実際は学んだことと全く関係ない職業に就きました。

高校に入学して早々、ずっと自分の進路に悩んでいました。”自分が楽しんでできる仕事ってあるのかな……” とひたすら考えていました。自分が楽しんでできる仕事=ゴールだと思っていたので今思うと「何かやらなくちゃ」「充実した日々を送らなくちゃ」と心の中でいつも「線引き・ここまでやらないと」という決まりを作ってしまうクセがあったので、いざ、進路を決めるとなった時もどこか無理やりなような、じぶんに厳しいような感覚で就活をしたな、とそんな思い出があります。
 

“厳しさ”を紐解く

この「クセ」って池田さんからのお話を元に考えると幼少期からの習慣・考え方なんだそうです。

前回のお話と重なる部分もありますが、
 

幼いころどんな家庭環境で育ったか

お父さん、お母さんはいつもどんな状態でしたか? 常に怒っていた、愚痴を言っていた、笑っていた、ポジティブだった、あまり話をしなかった……など。
 

家族からの影響に自分がどんな反応をしてきたか

家族から言われたことは常に真に受けていた、さらっと聞き流していた、特に家族に興味がなかった、いつもお互いの考えを話し、仲が良かった……など。

というところがポイントになってきます。

わたしのように十代から(本当はもっと幼い、記憶が残ってるか残ってないかくらいの頃からだそうですが)、「何かやらなくちゃ」「充実した日々を送らなくちゃ」と思ってきたクセは、いつもわたしに不足感を与えていました。どれだけやっても足りず、いつもどこかが欠けている気がする、これっていわゆる完璧主義というんでしょうか、じぶんに凄く厳しいんですね。
 

不足感・完璧主義

もちろん、自分に厳しくすることも時には大事だと思います。アスリートだと分かりやすいですね。けど、この厳しさが常に付きまとってると、知らぬ間に自分で自分を苦しめてしまうそんな現象を引き起こします。今まで、”わたしってもしかして完璧主義..?” とぼんやりとは思っていましたが、それはいつも不足感があった、ということなんだと池田さんのカウンセリングでのお話で知りました。この不足感は私の心の中を「%」で表すと、70%くらい占めていたのでかなり克服のし甲斐があるな……と(笑)

皆さんの中にも不足感を感じて暮らしている方がいらっしゃるかもしれません。

今回のわたしの不足感・完璧主義のほかにも「自分は〇〇な考え方だ、だからそこを変えたいけどどうしようもない」と、ぐるぐるとひたすら頭の中で考えている方がいらっしゃるかもしれませんが、変わりたいという気持ちさえあればそれを原動力に行動を起こすことができます。
 

カウンセリングを受けて、見えてきたもの

自分の感情・感じ方を理解して、一つずつ紐解いていくと必ず新しい自分が見えてきます。カウンセリングを受けてまだ二回目ですが、すでに私の中では新しい自分に生まれ変わりたい、今までのネガティブな習慣を断ちたい、という強い思いが芽生えています。これには私自身が一番びっくりです、なんてったって「うつ」を一度経験してしまうと抜け出すまでに相当時間がかかる(ポジティブに変換できるようになるまで)と思っていたから……。

池田さんはいつも生きているだけで丸儲けという言葉をかけてくださいます。わたしはこの言葉が大好きですし、すごく勇気をもらえる言葉だと思っています。普段、心の中がざわついて、苦しい思いをして辛い日々を過ごしていたとしても生きているだけで丸儲け生きているだけで最低条件はクリアしています。それってすごいことなんだと、池田さんは褒めてくださいました。

今回のカウンセリングを受けて、わたしの中で大部分を占めていた不足感をポジティブに変換すること、という目標が見えました。池田さんの言葉にはたくさんのヒント、そして色んな悩みを持つたくさんの方々を導いてこられた方だからこその重みがあります。

次回はカウンセリング三、四回目を受けて、のお話です。

関連記事