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「企業戦略としてのテレワークと障がい者雇用シンポジウム」感想のご紹介 Aさん

📖感想のご紹介!「企業戦略としてのテレワークと障がい者雇用シンポジウム」

2019年5月25日(土)に開催された「企業戦略としてのテレワークと障がい者雇用シンポジウム」にご参加くださった方から、ご感想を頂戴しておりますのでご紹介します。
 

動画も公開中!

https://www.youtube.com/watch?v=fRihH8uyYiI
 

「企業戦略としてのテレワークと障がい者雇用シンポジウム」感想 Aさん(仮名)

 今回のイベントでは、“テレワーク”と“障がい者雇用”の二つを大きなテーマとして、色々な話を聞くことが出来ました。どちらのテーマも自分にとっては馴染みがなかったので、登壇なさった方々の講演はとても新鮮でした。
 

秋野 公造 氏
秋野 公造 氏(シンポジウムの動画より)

 
 最初の講演は参議院議員の秋野氏による制度についてのお話でした。在宅での就労移行支援のための制度が、需要がないという理由で一度は廃止されましたが、その後の粘り強い働きかけで再び制度を復活させることが出来たとのことでした。制度は利用されなければ、また廃止されてしまうかもしれないとのことで、“一緒に制度を守っていく”という言葉がとても印象的でした。
 
 近年、在宅ワークは認知されてきていますし、今後も需要は増えていくのだと思います。また、外に出て働くことが困難な障がいのある人達にとって、在宅での支援は必要だと思うので、そんな人達をサポートするためにも、制度があることはとても大切なことだと思います。
 
 その後の講演では、在宅ワークと障がい者の現状についてをメインに話が進んでいきました。田中氏井上氏からは在宅ワークの現状について多くが語られました。在宅ワークの間口はまだまだ狭く、出来る仕事内容は限られていることがわかりました。
 

田中 良明 氏
田中 良明 氏(シンポジウムの動画より)

 
 人手不足が深刻化している今の日本にとって、在宅ワークの持つ可能性は大きいと思うのですが、普及はそこまで進んでいないそうです。また普及が進まない一因として、本人が在宅ワークを望んでいても、親御さんが外で働くことを望んでいることがあるのだそうです。部屋にこもっているより外に出て欲しい親の気持ちもわかるので、難しい問題だと思いました。
 

大島 友子 氏
大島 友子 氏(シンポジウムの動画より)

 
 日本マイクロソフトの大島氏からは、IT企業ならではのテクノロジーのお話が中心で、非常にユニークな内容でした。テレビ電話は今では多くの企業で用いられていますが、今回紹介された中にはテレビ電話の機能に加えて、会社の中を動き回れ、コミュニケーションが取れるというものがありました。これは、在宅ワークの推進に役立つということはもちろんですが、動くことが困難な障がい者にとって、外を動き回る感覚を得られる夢のような装置だと感じました。
 
 他にも視覚障がい者向けの“Seeing AI”というアプリが紹介されました。機械が人間の目の代わりになって、見えているものをAIが識別して音声で伝えるというものです。これがあれば、今までは出来なかった本や書類を読むことも可能になるので、視覚障がいの人達にとって素晴らしいアプリだと思いました。
 

時津 宝生 氏
時津 宝生 氏(シンポジウムの動画より)

 
 時津氏からは主にシステムエンジニアの仕事の仕組みについてお話がありました。時津氏がシステムエンジニアとして働いてきた中で特に煩わしいと感じたのが、成果物に問題が起こった際に、責任の所在を明確にすることに長い時間をかけていたことだと仰っていました。そしてその問題を解決するため、開発を短い期間で区切り、こまめに状況を確認し、顧客の要望に柔軟に対応出来る手法を採用したそうです(アジャイル スクラム開発)。これにより、以前のような責任者探しに時間をかけることはなくなったとのことです。
 

電動車椅子 F5VS
電動車椅子 F5VS(シンポジウムの動画より)

 
 途中の休憩時間には、スウェーデンの電動車椅子メーカー、ペルモビールのF5VSという電動立ち車椅子の紹介がありました。最初は普通の車椅子の状態だったのですが、徐々に変形していき、最後には座っていた人が立った状態になりました。紹介して下さった方の話によると、人間にとって座った状態は、内臓を圧迫して無理をした状態なのだそうです。車椅子を利用する方は、座った姿勢でいる時間が長いので、この車椅子は立つことによって体に良いとのことです。また、立った状態では目線が高くなるので、とても気分が良いと乗っていた我如古氏が仰っていました。
 

沖縄三線演奏 我如古 盛健 氏
沖縄三線演奏 我如古 盛健 氏(シンポジウムの動画より)

 
 その後、立ち車椅子に乗っていらっしゃった我如古氏による沖縄三線演奏がありました。我如古氏は進行性筋萎縮症という難病を患っていらっしゃるとのことでしたが、三線の演奏は素晴らしく、会場は東京でしたが、まるで沖縄にいるような感覚になりました。また我如古氏の歌は勇気が湧いてくるような歌で感銘を受けました。
 
 次にパネルディスカッションがありました。秋野氏は、障がい者の方たちが作ったジャケットを着て、障がいをもった人達の才能、可能性について力説なさっていました。ジャケットはユニークで素敵なデザインで、この才能が活かせる場がもっと増えればと思いました。また佐藤氏からは、在宅ワークを推進するにあたって、現状は厳しいというお話がありました。在宅ワークが理解されるにはまだ時間がかかりそうだという印象を受けました。
 

佐藤 啓
佐藤 啓(シンポジウムの動画より)

 
 最後に佐藤氏から閉会の挨拶がありました。佐藤氏は、役に立つ制度や技術が、必要な人にまだ十分伝わっていないこと、そして今回のイベントは、その制度や技術があることをより多くの人に知ってもらう目的で行われたと仰っていました。“知られなければ無いのと同じ”との言葉もあり、現状の厳しさを強く感じました。
 
 今回のイベントを通じて、在宅で働くにはまだまだ課題が多いことがわかりました。その一方で、日本での働き方が少しずつですが変化してきているのを感じました。道のりは険しいですが、誰もが幸せに働ける社会になって欲しいと強く感じました。
 
 最後に、有意義なイベントを開催して頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

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